カスタムデザインサービス

Custom Design Service - 受託蛍光標識サービス -

フローサイトメトリー解析の幅が広がります

CDS(Custom Design Service)では、お客様のご要望にお応えして特定の抗体に特定の蛍光標識やビオチン化を行います。標識可能な蛍光色素にはPEはもちろん、弊社独自の技術による高性能なタンデム色素をご用意しております。また、ご希望に応じてマルチカラー試薬の作成も承ります。
CDSをご利用いただくことで、これまでできなかった抗体および色素の組み合わせによるマルチカラー解析が可能になります。


Type1 弊社が販売している精製抗体にご希望蛍光色素を標識します。
あらかじめ精製抗体をご購入いただく必要はありません。1)
Type2 お客様ご提供の精製抗体に、ご希望の蛍光色素を標識します。1)2)3)4)
Type3 弊社が販売している標識抗体(シングルカラー)を組み合わせた、新しいマルチカラー試薬を調製します。1)
Type4 Type1またはType2で標識した抗体を組み合わせたマルチカラー試薬を調製します。1)2)3)

*1) 最小受託量(最終製品の容量)は、Type1、2では1,000テスト分、Type3、4では250テスト分となります。

*2) Type2およびType4の場合、お客様に提供していただく精製抗体の量は標識色素によります。

*3) バッファにBSAなどのタンパク成分が含まれている精製抗体への標識はお受けできません。

*4) 弊社で標識の可否を検討した結果、受託をお断りする場合があります。

本サービスにより製造・供給される蛍光標識抗体はすべて研究用となります。診断および治療目的には使用できません。

CDS(受託蛍光標識サービス)で標識可能な蛍光色素

ベックマン・コールターの受託蛍光標識サービスは、マルチカラー試薬開発の経験豊富なスタッフが、少量製造に対応した設備で、卓越した蛍光標識技術を駆使して行っています。ベックマン・コールターの先進技術で、マルチカラー分析で要求される性能を満たした最上級の品質の蛍光標識試薬をお届けします。特許に基づいた蛍光標識、調剤及び充填プロセスによって、再現性、光安定性、蛍光感度、特異性などで、長期間の研究においても一貫した性能を発揮します。

  • 独自の技術で、タンデム色素のドナー分子からアクセプタ分子へのエネルギー遷移効率を最大化しています。最小限の蛍光補正でマルチカラー測定が可能です。
  • タンデム色素でしばしば問題となる単球系細胞への蛍光色素の非特異的結合は、最小限に抑えられています。
  • すべての波長域の透過光を遮断するBlack Vialを採用し、タンデム色素の長期安定性を確保しています。

従来の同等のタンデム色素より高いS/N比を示すPE-Cy5.5、APC-Alexa Fluor 700*2、APC-Alexa Fluor 750もCDSで対応可能です。

独自のダンデム色素製造技術

弊社でご提供するダンデム色素は、すべて独自の技術によりドナー色素からアクセプター分子へのエネルギー遷移効率の最大化を実現しており、最小限の蛍光補正によるマルチカラー測定が可能です。

Pantented tandem bye manufacturing process

①PE(ドナー)分子の立体構造を展開し、アクセプター分子(Cy7など)を結合

②PE分子の立体構造を復元

③得られたダンデム色素を分画

④蛍光特色の最適なフラクションを回収し、抗体に標識

優れた安定性

製品の保存バイアルにも、独自に開発した長波長域の光透過率を提言させたBlack Vialを採用し、保存中の十分な安定性を確保しました。

本サービスご利用にあたり

  • *1 CDS(受託蛍光標識サービス)によって製造・供給される蛍光標識試薬はすべて研究用です。診断及び治療の目的には使用できません。
  • *2 Alexa Fluor色素及びAlexa Fluorを用いたタンデム色素は、Beckman CoulterとMolecular Probes, Incの合意に基づいて供給されており、その製造、使用、販売または輸入は、InvitrogenCorpの所有する複数の特許(出願中を含む)の対象となります。Alexa Fluor蛍光色素もしくはAlexa Fluorを用いたタンデム蛍光色素を標識した試薬の第三者への販売または譲渡や商業目的での使用には制限があります。詳細は、巻末のLegal Noticesをご参照ください。
  • *3 本サービスは弊社とお客様との契約に基づいて実施されます。分割納品や複数納品先への納入は、契約時に指定された場合に限り対応可能です。