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高分解能前方散乱光モード(W2)を用いた、血小板由来マイクロパーティクルの測定例

血小板由来マイクロパーティクル(PDMP)の測定には、いくつかの手法がありますが、細胞特性と大きさを同時に評価できるフローサイトメトリーも幅広く利用されています。マイクロパーティクル(MP)の定義には様々な提案がありますが、一般にPDMPは1μm以下とされています。しかしながら、その下限はフローサイトメーターで大きさを反映させる前方散乱光の分解能限界から、0.5μmからとされている例もあります。
ハイエンドフローサイトメーター Gallios/Naviosでは、前方散乱光に3つのモード(Narrow, Wide, W2)を採用し、散乱光の新たな可能性を追求しています。今回、サブミクロン領域の検出分解能を高めたW2モードを用いた、0.3~1.0μmを対象とした血小板由来マイクロパーティクルの測定例をご紹介します。

Gallios/Naviosの前方散乱光検出器



N(Narrow)モード         W(Wide)モード           W2モード

図1.前方散乱光(FS)のモードによる、ビーズ測定結果の違い
Gallios/NaviosのW2モードを対象とした、Megamix Plus FSCキット(BioCytex社:#7802)のビーズを測定。サブミクロンサイズの分解能が高いW2モードで0.3、0.5、0.9μm各ビーズに良好な分離検出を認めた。
:0.9μmビーズ、:0.5μmビーズ、:0.3μmビーズ



図2.PDMP測定例
Megamix Plus FSCキットのビーズにより、0.3~1.0μmの領域(Fig. 2aのMPリージョン)を設定。
PFP(Platelet-free plasma)をAnnexin-V-FITCとCD41-PEで染色。Annexin-VとCD41陽性のPDMP領域(Fig. 2bのKおよびJリージョン)が、0.3~1.0μmに設定したMPリージョン内に分布していることを確認(Fig. 2c)。


参考データ

N(Narrow)モード          W(Wide)モード           W2モード

図3.各前方散乱光測定モードにおける、0.1、0.3、0.5、0.9μmビーズの測定結果
:0.9μmビーズ、:0.5μmビーズ、:0.3μmビーズ、:0.1μmビーズ

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