従来SP(Side population)細胞は、ヘキスト蛍光色素(Hoechst 33342)を用い同定されています。*1
しかし、ヘキスト蛍光色素(Hoechst 33342)を用いるにはUVレーザーが必要であるために、アナライザーを使用して手軽に測定ができませんでした。
最近、紫色レーザー(405nm)で励起される、Vybrant® Dye Cycle Violet(Life Technologies 社)を使ったSP細胞の解析が報告されました。*2
Galliosを用いた、FL9(450nm BP)とFL10(650nm LP)の2カラー解析。
(FL10は、標準設定550nm BPから変更)
マウス 骨髄細胞
Dye Cycle Violet 5uMとReserpine 10uM
37℃ 90分で反応。
マウス 骨髄細胞
Dye Cycle Violet 5uM
37℃ 90分で反応。
データ提供:藤田保健衛生大学 共同利用研究施設
分子生物学・組織化学 講師 山本直樹 先生