Cell Lab Quanta SC/Quanta SC MPLを用いて、 独自の新しいパラメーターであるFC :Fluorescence concentration(蛍光強度を細胞容積で割ったパラメーター)と FSD :Fluorescence Surface Density(蛍光強度を細胞表面積で割ったパラメーター)で測定しました。 Jurkat 細胞を、赤色蛍光標識Annexin V(細胞表面にあるPhosphatidyl Serineによるアポトーシス検出:赤色蛍光)とPBFI (細胞質内のKイオンインディケーター:緑色蛍光)で染色しました。UVを照射し、アポトーシスを誘導後、緑色蛍光のFC(Kイオン濃度:FL1-FC)と、赤色蛍光のFSD(PSの表面密度:FL2-FSD)を測定(左図)。右側のデータは、従来の2カラー解析データ FL2 vs FL1 です。
従来のデータ(右図)では、アポトーシスによる細胞の大きさの変化により、見かけ上、各蛍光強度が低下する誤差が含まれていましたが、FCとFSDを用いることにより、これらの誤差を最小化し、定量化することができます。