アプリケーションノート

24:ミトコンドリア膜電位のJC-1による測定

ミトコンドリアはいくつもの生体内プロセスにおいて重要な役割を果たしていますが、その1つは、プログラム細胞死(アポトーシス)への関与です。
フローサイトメトリーでミトコンドリア膜電位(ΔΨ)が測定できるようになり、このオルガネラの役割について、より詳細な知識が得られるようになってきました。ミトコンドリア膜のΔΨは細胞膜のΔΨより大きいため、正常な真核細胞を脂溶性カチオン性色素である5, 5', 6, 6'-tetrachloro-1, 1', tetraethylbenzimidazolocarbo-cyanine iodide(JC-1)で処理すると、この色素はミトコンドリアの中に蓄積します。
488 nmで励起すると、JC-1のモノマーは最大蛍光波長527 nmの蛍光を発します。JC-1は濃度が高くなると凝集し、最大蛍光波長は590 nmにシフトします。ミトコンドリア膜のΔΨが高い細胞は橙色の蛍光を発し、ミトコンドリア膜のΔΨの低い細胞は緑色の蛍光を発します。ミトコンドリアΔΨの低下はアポトーシス開始の指標と見なされています。

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