アプリケーションノート

22:ハイスピードフローサイトメーター MoFloを用いた FRET(蛍光共鳴エネルギー移動)の測定

蛍光タンパク質を用いたタンパク質の局在性、タンパク質分子間相互作用および遺伝子発現解析は、研究の重要なツールとなっています。タンパク質自体が蛍光発光する蛍光タンパク質を利用することで、細胞内の目的タンパク質を蛍光標識する操作を行うことなくタンパク質の細胞内の局在と定量が可能になります。蛍光タンパク質に関するマルチカラーアプリケーションには、蛍光タンパク質を使用した蛍光共鳴エネルギー移動(FRET:Fluorescence resonance energy transfer)などがあります。

FRETは、10~100オングストロームの範囲内にある分子間距離を解析する方法です。ドナー蛍光分子が励起され、かつ、適切なアクセプタ蛍光物質が10~100オングストロームの距離内に存在する場合、FRETではドナー蛍光分子の蛍光発光がアクセプタ蛍光分子を励起し、アクセプタ蛍光分子の蛍光が検出されます(図1)。FRETが起こると、ドナー蛍光分子の蛍光の強度が弱まる一方で、アクセプタ蛍光分子の蛍光の強度が増強されます。
ハイスピードフローサイトメーター MoFloでFRETを測定すると、100,000個/秒で細胞ごとの分子間距離に関する情報が得られます。また、70,000個/秒で目的細胞を回収できます。

アプリケーションノートダウンロード







一覧へ戻る