アプリケーションノート

12suppl.:フローサイトメーターの標準化の基本

科学的かつ長期的に比較可能なデータを得るには、フローサイトメーターの性能を適切に標準化する手法を用いて、機器を評価することが必要です。測定時にどのように機器が作動していたかを知ることができるパラメータを定義することにより、データと機器の状態の標準化を行うことができます。

機器の性能は、精密度(同一の粒子を測定したときの再現性)、線形性(リニアリティ)と感度によって確認することができます。精密度は、蛍光強度の強い均一な粒子を用いて計測されます。精密度は、機器の光学系/流体系を確認し、シース流がフローセル内部のタンパク残留の兆しである「乱れた流れ」を生じずにスムーズに流れていることを保証することで、計測されます。適切に洗浄および調整された機器では、ばらつきが小さく対称なピークのデータが得られます。これは、特にDNA測定に重要な意味を持ちます。
線形性(リニアリティ)は、蛍光補正(蛍光波長のオーバーラップの補正)および定量的な測定のために重要です。これは、2 つの異なった蛍光の強度の粒子の組み合わせで計測されます。
感度は、バックグラウンドから弱い蛍光を分離する性能です。既知の可溶性蛍光分子数(MESF、Equivalent Soluble
Fluorophores)と同じCVを持っている2つの弱蛍光と1つの強蛍光の粒子の組み合わせで、定量的蛍光強度が計測されます。

これらの方法を自動標準化に組み込むことで、フローサイトメーターの性能評価とそのモニタリングがなされます。ベックマン・コールターは、1990 年代に世界に先駆けてCoulterR EPICS. XL-MCL で自動標準化のコンセプトを導入し、その後もリーダーとしてフローサイトメーターの標準化のソリューションを提供し続けています。

アプリケーションノートダウンロード





一覧へ戻る