アプリケーショントピックス 37種類

フロービーズアレイ解析例 (可溶性成分多項目同時測定)

種々の疾病や炎症、免疫応答などに伴う生体反応を調べる研究では、様々な生物学的パラメータの変動や相関を調べることが重要です。フロービーズアレイ解析法は、複数の可溶性成分を2カラーフローサイトメーターで同時に定量できる測定技術です。1キットで1種類の成分しか測定できないELISA法と比べて、多項目のサイトカイン、ケモカイン等を測定する実験系において非常に効果的な測定技術です。
フロービーズアレイ解析により、1回のフローサイトメトリー測定で、ヒト(マウスやラットも可)のサイトカインを同時に10種類まで定量した例です。測定項目の選択や組み合わせは任意ですので、効率的かつ経済的な測定法です。

マルチプレックス ビーズ アッセイ法を用いた冠状動脈性心臓病患者血清の サイトカイン発現解析アプリケーションノート

フロービーズアレイの原理と測定手順

1.
ビーズ上でサンドイッチ法によるイムノアッセイを行います。同時に測定ができるように、大きさと濃赤色蛍光強度の異なるビーズを組み合わせています。
2.
種々の抗体を結合したビーズの混合液にサンプルまたは標準液(検量線作成用)を加えます。サンプルまたは標準液中の各測定対象物質が対応するビーズに結合します。
3.
ビオチン標識抗体を加えます。未反応の抗体をバッファで洗浄します。
4.
PE標識ストレプトアビジンを加えます。バッファで洗浄し、再浮遊します。


5.
488nm励起のフローサイトメーターでFS、SS、PE蛍光、濃赤色蛍光を測定し、専用ソフトウエアで定量解析します。散乱光と濃赤色蛍光でビーズを識別し、各々のビーズのPE蛍光強度から、検量線より各測定対象物質の濃度(定量値)がわかります。

*EPICS XL/XL-MCLの場合、専用FSフィルタが必要です。(別途設置費用が必要です)

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