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2. 虫メガネから顕微鏡へ



今から400年以上前の1590年ごろ、オランダの眼鏡商ヤンセン親子が、2つのレンズを組み合わせて物を大きく見せる方法を考案し、顕微鏡の歴史が始まったと言われています。17世紀後半には、ロバート・フックが顕微鏡を使って植物細胞を発見し、さらに、その2年後に、レーウェンフックによってヒトの細胞(精子、赤血球)が発見されました。

科学の進歩に伴い、より小さなものを、より鮮明に見るための課題が次々と克服され、顕微鏡というツールは改良され続けました。油浸法、色収差補正レンズ、集光器、複合レンズ、免疫染色法、蛍光顕微鏡、位相差顕微鏡、電子顕微鏡などが過去4世紀の間に発明されました。

細菌学におけるコレラ菌、結核菌などの発見や、解剖学、病理学における細胞・組織の形態観察で多くの貢献をした顕微鏡ですが、一方で細胞数の計測も重要なアプリケーションでした。

研究者は顕微鏡を覗き込み、細胞の数を数えたのです。この手間のかかる細胞計数が自動化されるには、ヤンセン親子の発明からさらに350年以上の時を要しました。