Zap-70は、T細胞とNK細胞に発現するSykファミリーのタンパクチロシンキナーゼで、T細胞レセプター(TCR)を介したT細胞の活性化に重要な役割を担っています。TCR結合に引き続き、Zap-70の複数のチロシン残基が速やかにリン酸化されますが、これには自己リン酸化とSrcファミリーのチロシンキナーゼ Lckによるリン酸転移の2つの機序が考えられます。Zap-70のチロシンリン酸化は、キナーゼ活性の増大と相関し、下流へのシグナル伝達に関係しています。慢性リンパ性白血病(CLL)患者では、Zap-70の発現と疾病の増悪及び生存との間に相関性がみられています。
アプリ ケーション |
クローン (アイソタイプ) |
標識 | 容量 | 形状 | 製品タイプ | 用途 | 製品番号 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C |
SBZAP (IgG1 マウス) |
精製 | 50テスト | 液状 | - | FCM | B10739 | ¥83,000 |
PE | 100テスト | 液状 | IOTest | FCM | B57658 | ¥83,000 | ||
モノクローナル抗体SBZAPは、ヒトZAP-70のアミノ酸残基280-309に相当するKLHペプチド配列を基に作成されています。
正常全血サンプル