β2-ミクログロブリンは多様性が無く、非共有結合的にクラスⅠの腫瘍組織適合複合体(MHC-Ⅰ)に結合している軽鎖(12kDa)であり、構成的に全ての有核細胞表面に発現しています。その構造はジスルフィド結合によって安定化しており、Ig様ドメインと似通っています。小胞体(ER)内でMHCクラスⅠ重分子が他の蛋白(カルレティキュリン、タパシンなど)と会合し、小胞体から細胞表面へ搬送されるloading complexを形成するのにβ2-ミクログロブリンが必要です。ペプチド提示後、β2-ミクログロブリンは積極的に循環血液中に放出されます。
アプリ ケーション |
クローン (アイソタイプ) |
標識 | 容量 | 形状 | 製品タイプ | 用途 | 製品番号 | 価格 | 体診 | データ シート |
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C |
B1G6 (IgG2aマウス) |
精製 | 0.2 mg | 凍結乾燥 | -(azide free) | IM0114 | ¥45,200 |
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B1G6モノクローナル抗体はヒトβ2-ミクログロブリンに特異的です(分子量12kDa)。他の動物種のβ2-ミクログロブリンとは反応しません。HLAクラスⅠ分子との結合にかかわらず、β2-ミクログロブリンを認識します。