CD247(ζ鎖)は、T細胞レセプタに会合する分子量16kDaの細胞表面分子です。この分子の発現は、T細胞及びNK細胞に限られます。T細胞では、CD247は分子量32kDaのジスルフィド結合ホモダイマーとして発現しているか、または21kDaのηサブユニットを伴うジスルフィド結合ヘテロダイマーとして発現します。これらのダイマーはいずれも抗原レセプタ複合体(CD3-TCR)の他のサブユニットと非共有結合的に会合しています。 NK細胞では、CD247は分子量32kDaのジスルフィド結合ホモダイマーとして発現するか、または12kDaサブユニットを伴うジスルフィド結合ヘテロダイマーとして発現します。これはCD16分子(FcγRⅢ)に結合します。
アプリ ケーション |
クローン (アイソタイプ) |
標識 | 容量 | 形状 | 製品タイプ | 用途 | 製品番号 | 価格 | 体診 | データ シート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ci,F,I,W |
2H2D9 (IgG1マウス) |
PE | 100テスト | 液状 | IOTest | FCM | IM3169 | ¥92,400 |
![]() |
|
2H2D9(TIA-2)抗体は、T細胞レセプタ複合体(CD3-TCR)のζサブユニットの細胞質内エピトープを認識します。免疫沈降やウェスタンブロッティング、膜透過処理した細胞のフローサイトメトリー分析に適しています。TIA-2抗体は、第5回ヒト白血球分化抗原(HLDA)国際ワークショップにおいても評価されています。ジギトニンによる膜透過処理の後、TIA-2抗体を使用して、フローサイトメトリーにより細胞質内TCR-ζを検出できます。
JURKAT Cell line