ラクトフェリンは、鉄結合性のある分子量76kDaの単鎖ポリペプチドです。このタンパクは血漿中の鉄輸送タンパクのトランスフェリンと構造的に類似しています。ラクトフェリンは、抗体合成やサイトカイン合成、NK細胞傷害性、補体活性化及びリンパ球増殖などの、抗感染性及び炎症性の応答に関連した様々な免疫調節機能に関与します。多形核好中球(PMN)の個体発生において、骨髄球ステージでラクトフェリンの合成がみられ、二次顆粒(特殊顆粒)の成分となります。ミエロペルオキシダーゼと異なり、ラクトフェリンは一次顆粒(アズール好性顆粒)には存在せず、顆粒球系の成熟段階の後期に発現します。したがって、末梢血では、細胞内ラクトフェリンの発現は好中球に限定されます。
アプリ ケーション |
クローン (アイソタイプ) |
標識 | 容量 | 形状 | 製品タイプ | 用途 | 製品番号 | 価格 | 体診 | データ シート |
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C |
CLB13.17 (IgG1マウス) |
PE | 100テスト | 液状 | IOTest | FCM | IM2742 | ¥69,300 |
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IntraPrepで膜透過処理を施した
正常末梢血。
IM2742で染色。
PE標識CLB13.17抗体は、IntraPrep試薬を用いた膜透過処理による細胞内ラクトフェリンのフローサイトメトリー分析用に最適化されています。