CD209 (DC-SIGN) 抗体

CD209抗原は、 Dendritic cell (DC)-specific-intracellular adhesion molecule 3 (ICAM-3)-grabbing non-integrin (DC-SIGN) とも呼ばれ、糖認識ドメイン(CRD) を持つ44kDaのII型膜貫通C型レクチン分子です。他のC型レクチンファミリー分子と同様に、CD209分子の細胞外ドメインは、Ca2+依存性にマンノース残基を結合します。CD209分子は、DCに対してきわめて特異的で、以下のリガンドに対するレセプタ/プロセッサとして、一時免疫応答において重要な役割を担っています: ICAM-3(DC-T 免疫シナプスの惹起)、ICAM-2(DC の経皮内移動)、HIV-1 gp120 (HIV-1 の捕獲と CD4+ T 細胞への提示)、CMV envelope glycoprotein B (CMVの捕獲)、未知のリガンド (Ebola virusや Leishmania 無鞭毛虫の捕獲)。CD209は、ランゲルハンス細胞以外の末梢組織の未熟DCに発現しています。また、リンパ組織のDCや特定のマクロファージにも発現が認められます。末梢血では、plasmacytoid DC (PDC、DC2) の一定割合にCD209が発現しています。単球は全般にCD209陰性で、単球由来のDCではCD14の発現低下に相関してCD209発現が増強します。単球由来のマクロファージもCD209陽性となることがありますが、IL-13存在下で培養した場合に限られます。


Clone: AZND1 Isotype: IgG1 Mouse

AZND1モノクローナル抗体は、フローサイトメトリー分析や凍結切片での免疫組織染色、免疫沈降、AZND1抗体のブロッキング活性を利用した機能研究など、様々な用途に使用可能です。この抗体は、第7回HLDAにおいて、CD209に分類されています。

製品モデル