CD180 抗体

CD180は細胞外ロイシンリッチリピート(LRR)と短い細胞質テールからなる I 型膜タンパク質であり、リポ多糖類のB細胞認識を調節します。細胞外LRRは、MD-1と呼ばれる分子と会合し、細胞表面受容体複合体RP105/MD-1を形成します。CD180は、病原体の受容体であるToll様受容体 (TLR) ファミリーに属します。RP105/MD-1は、TKR4と協力して、B細胞におけるグラム陰性菌膜成分であるリポ多糖 (LPS) の認識やシグナル伝達を制御します。CD180の細胞外ドメインは、ロイシンリッチモチーフ (LRM) のタンデムリピートである22のLRRを含んでいます。このLRMは、ロイシンが特徴的に位置している24~28のアミノ酸配列です。モノクローナル抗体によるB細胞上のCD180のligationは、活性化を誘導して、副刺激分子、CD80およびCD86のアップレギュレーションや細胞サイズの増加を引き起こします。CD180はmantle zone B 細胞で発現しますが、germina center B細胞では弱いか陰性です。CD180は、末梢血単球および樹状細胞にも発現します。


Clone: MHR73-11 Isotype: IgG1 Mouse

モノクローナル抗体 MHR73-11 は、マウスMD-1とヒトRP105の複合体に対して作成されており、CD180タンパク質を認識します。

製品モデル