CD158i(p50.3)は分子量50kDaの単鎖膜貫通糖タンパクです。このタンパクは、クラスⅠMHC分子に対するNKレセプタのファミリーに属しています。別の命名法に従うと、CD158iはKIR2DS4となります。これらの頭字語は、Killer cell Immunoglobulin-like Receptor(KIR)で細胞外領域にIg様ドメインが2個存在し(2D)、細胞内末端が短い(S)ことを表しています。CD158i分子は、細胞外に2個のIg-C様ドメインを持ちますが、細胞内末端のITIM(Immunoreceptor tyrosine-based inhibition motif)モチーフを欠き、膜貫通部位に荷電したアミノ酸残基が存在します。CD158i(p50.3)は、HLA-Cw3スーパータイプの認識とNK細胞の活性化に関与しているものと思われます。抗体によるCD158i(p50.3)分子のクロスリンキングにより、活性化初期のイベントと後期のエフェクター機能の両方がみられます。
アプリ ケーション |
クローン (アイソタイプ) |
標識 | 容量 | 形状 | 製品タイプ | 用途 | 製品番号 | 価格 | 体診 | データ シート |
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C,I HLDA7 |
FES172 (IgG2aマウス) |
PE | 50テスト | 液状 | IOTest | FCM | IM3337 | ¥62,000 |
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APC | 50テスト | 液状 | IOTest | FCM | A60796 | ¥63,000 |
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溶血させた正常全血サンプル
FES172抗体はNK細胞のサブセットに反応します。しかし、p50.3抗原の発現は一部の個体のみに認められ、ほかのp58 KIR(KIR2DL)分子が共発現しています。