抗ヒトCD抗体

KIR p70(NKB1)CD158e1/e2

CD158e1及びCD158e2分子は、分子量70kDaの単鎖膜貫通糖タンパクです。CD158e1とCD158e2は同じNKB1遺伝子座のアレルの違いによるものです。
これらのタンパクはMHCクラスⅠ分子に対するNKレセプタの分子ファミリーに属し、p58及びp140レセプタと高いホモロジーを示しています。別の命名法に従うと、CD158e1はKIR3DL1、CD158e2はKIR3DS1となります。これらの頭字語は、Killer cell Immunoglobulin-like Receptor(KIR)で細胞外領域にIg様ドメインが3個存在し(3D)、細胞内末端が長い(L)か短い(S)かを表しています。CD158e1は、細胞外に3個のIg-C様ドメイン、細胞内に2個のITIM(Immunoreceptor tyrosine-based inhibition motif)モチーフを含み、タンパクチロシンフォスファターゼSHP-1もしくはSHP-2の活性化を介して抑制性のシグナル伝達に関与する抑制性のフォームです。CD158e1/e2は、HLA-B分子のBw4スーパータイプに対する抑制性のレセプタです。これらの分子は、NK細胞のサブセットと、主にCD8+ フェノタイプの末梢T細胞の亜分画に発現しています。

アプリ
ケーション
クローン
(アイソタイプ)
標識 容量 形状 製品タイプ 用途 製品番号 価格 体診 データ
シート
B,C,I
HLDA7
Z27.3.7
(IgG1マウス)
PE 50テスト 液状 IOTest FCM IM3292 ¥62,000 データシート
APC 50テスト 液状 IOTest FCM A60795 ¥63,000 データシート
正常末梢血(全血法)。CD3FITCとIM3292の2重染色。リンパ球にゲートを設定。

溶血させた正常全血サンプル

抗KIR/p70抗体Z27は、HLA-Bw4を発現する標的細胞に対するp70+ NKクローンの細胞障害能を復元させることができます。