抗ヒトCD抗体

integrin αE/HML-1CD103

CD103抗原は、当初はhuman mucosal antigen-1(HML-1)として報告されましたが、その後インテグリンαEサブユニットであることが明らかにされています。CD103抗原は、ジスルフィド結合した25kDaの分子鎖と150kDaの分子鎖で構成されており、さらにインテグリンβ7鎖が結合したヘテロダイマーとして発現しています。CD103抗原は、粘膜関連 T細胞や活性化細胞に発現します。このヒト上皮内リンパ球マーカーは、休止期の末梢血リンパ球にはほとんど発現していません。αEβ7は、上皮細胞のE-カドヘリンと結合します。TGFβ1による活性化でCD103の発現が誘導されます。

アプリ
ケーション
クローン
(アイソタイプ)
標識 容量 形状 製品タイプ 用途 製品番号 価格 体診 データ
シート
C,I
HLDA5
2G5
(IgG2aマウス)
精製 0.2 mg 凍結乾燥 -(azide free) IM0318 ¥45,200 データシート
FITC 100テスト 液状 IOTest FCM IM1856U ¥83,000 データシート
APC 50テスト 液状 IOTest FCM B06204 ¥52,500 データシート
Molt 16 細胞をIM1856Uで染色。

Molt16 cell line

2G5抗体で、骨髄細胞の少数と、まれに末梢血リンパ球が染色されます。

組織反応性 2G5は腸管上皮内部のリンパ球のほとんどと、腸内の粘膜固有層Tリンパ球の40%に反応します。
染色パターン