CD59抗原は、プロテクチンもしくはMembrane Inhibitor of Reactive Lysis(MIRL)として知られている、分子量18-20kDaのGPI結合型細胞表面タンパクです。CD59分子は、C5b-8もしくはC5b-9複合体に結合し、最終的な膜侵襲複合体(Membrane Attack Complex; MAC)であるC9ポリマーの複合体形成を妨げることで、補体による細胞溶解を防いでいます。CD59分子は、造血系細胞だけでなく、すべての組織の細胞に幅広く発現しています。HIV-1、HTLV-1及びHCMVの補体感受性の研究から、ウィルスによるCD59やCD55などの、宿主細胞由来の補体制御タンパクの取り込みがみられ、各種のエンベロープウィルスが補体媒介性の溶解に対する耐性を獲得する機序の1つと考えられています。
アプリ ケーション |
クローン (アイソタイプ) |
標識 | 容量 | 形状 | 製品タイプ | 用途 | 製品番号 | 価格 | 体診 | データ シート |
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C HLDA5 |
P282E (IgG2aマウス) |
FITC | 100テスト | 液状 | IOTest | FCM | IM3457U | ¥60,900 |
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C HLDA4 |
MEM-43 (IgG2aマウス) |
PE | 1 mL | 液状 | IOTest | FCM | B68140 | ¥102,900 |
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溶血させた正常全血サンプル。