FCM解析が体験できる 悪性リンパ腫 症例集

症例.3

散乱光サイトグラムにおいて、小型リンパ球から連続しているが中型から大型の細胞集団を認める。小型リンパ球を除く大型細胞の解析において、B細胞は8割を占め、κ/λ=16.88でκtypeにmonoclonalityを認める。sIgH鎖はμ,δ(w),γ(w)?typeである。


腫瘍細胞は、CD19+,20+,21-,22+,23-,5-,10-,38-,45RA+のB細胞系である。小型細胞領域のBリンパ球は、ほぼ正常であるが、1/4は腫瘍細胞である。


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リンパ球の増生がみられ、唾液腺の構造は不明瞭。主体をなすのは淡明な胞体のいわゆるmonocytoid cellで、上皮への浸潤が散見される。
増生細胞は免疫染色にて、CD20陽性のB細胞性の悪性リンパ腫で、monocytoid B cell の形態を示す、唾液腺由来のMALT lymphoma と考えられる。