![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 用語 | 意味 |
| 1パラメーターヒストグラム | FCMの表示法の1種。測定され1つの指標(パラメーター)を X軸にとり、 Y軸に個数をとって表示したグラフ。 |
| 2パラメーターヒストグラム | FCMの表示法の1種。測定された2つの指標(パラメーター)を X,Y軸にとり、 2次元座標軸上の1つの点として表示する方法。 (同)Cytogram(サイトグラム)、Dot Plot(ドットプロット) |
| Absorption spectrum (吸収スペクトル) | 蛍光色素に吸収される波長のスペクトル。 励起波長と同じ。 (対)emission spectrum |
| ADC(Advanced Digital Compensation) | アドバンストデジタルコンペンセーション。蛍光漏れ込み補正の革新的な補正方法。DSPを用いて、逆行列解析を行うことにより、主観の入らない高精度の蛍光漏れ込み補正が行える。 |
| ADC(Analog Digital Converter) | アナログ信号をデジタル信号に変換する回路。散乱光や蛍光の電気信号を、数値データに変換する。ビット数が大きい方が、信号の分解能が高い。サンプリング周波数が高い方が、分解能が高い。 |
| Aneuploidy | 異数体。半数体(haploid)の正確な倍数ではなく、 DNA量の少ない( hapodiploid )または多い(hyperdiploid)異数体。 |
| Band pass filter(BP、バンドパスフィルタ ) | 特定範囲の波長の光だけを通過させる フィルタ。指定した波長±15nm〜20nmの範囲の光のみ透過させるフィルタ。 |
| CV(Coefficient of Variation) | 機器の分解能をあらわす指標。 大きさと蛍光が均一なビーズ(Flow-Checkなど)を使用し、機器の分解能を調整。この時の値が小さいほど、分解能が高い優れた機器。光軸がずれると、CV値が高くなる。 |
| Compensation(コンペンセイション) | 2種類上の蛍光の測定(例:FITCとPE)に際し、それぞれの蛍光の波長が重なり合う場合、 漏れ込み量を電気的または数学的に補正すること。近年は、各種の自動コンペンセーションが普及してきている。 (同)蛍光補正 |
| Cytogram(サイトグラム) | FCMの表示法の1種。測定された2つの指標(パラメーター)を X,Y軸にとり、 2次元座標軸上の1つの点として表示する方法。 (同)2パラメーターヒストグラム |
| DNA Index(DI,DNAインデックス) | 異数体(DNA aneuploidy)の正常2倍体に対する比、指数。 DI=1.0は2倍体、 DI=2.0は4倍体に相当する。 |
| DNA aneuploidy | FCMで検出された異数体(染色体の本数異常)を示す。染色体分析で実際に検出された異数体と区別するため、 DNAという言葉を頭につける。 |
| Dichroic long pass filter (DL、ダイクロイックロングパスフィルタ) |
指定した波長まで折り曲げ、それよりも長い波長を透過させるフィルタ。光路に対して45°で用い、光を2方向に分ける。 |
| Diploid | 倍数性。倍数体基本数の2倍の染色体数。 DNAが正常な細胞。 (同)2N |
| DSP(Digital Signal Processor) | 高速化したシグナル処理専用のICチップ。デジタル フローサイトメーターには高分解能のA/Dコンバーターとともに、必須の部品。 |
| Dual laser(デュアルレーザー) | 2本のレーザー。サンプルを励起波長の異なる蛍光色素で多重染色をした場合、 2種の波長の異なるレーザーで励起する。異軸と同軸の2種類の方法がある。 異軸の場合、検出に時間差があるため、特別なシグナル処理回路が必要になる。 |
| EPICS (Electronically Programmable Individual Cell Sorter) |
ベックマン・コールター社製FCMのブランド名。 |
| Emission spectrum(発光スペクトル) | 蛍光色素から放出される波長のスペクトル。 |
| Euploid | 正倍数性。染色体数が基本数の整数倍。 |
| FALS マスク | 散乱光測定に際し、直進レーザーを避けるマスク。レーザー直進方向のFS検出器の集光レンズについている。 (同)obscuration bar(オブスケレーションバー) |
| FC (Fluorescence concentration) | 蛍光強度を細胞容積または核容積で割ったパラメーター。細胞内イオン濃度やDNA核密度としての測定パラメーター、細胞質内抗原密度パラメーターなどになる有用なパラメーターである。ハイレゾリューションフローサイトメーター独自のパラメーター。 |
| FCS3.0 | フローサイトメトリーで用いられるデータフォーマット。3.0が最新版。 |
| FL(蛍光) | 蛍光Fluorense。FCMは通常、複数の蛍光用検出器を有する。通常、90度方向で検出する。 短い波長から順にFL1,FL2,FL3,FL4と呼ぶ事もある。 |
| F/P比 | 1抗体あたりに標識される蛍光色素の結合の比率。FITCなどの低分子蛍光色素の場合、F/Pは約2〜5になるが、APCやPerCPなどの高分子蛍光物質の場合、その立体障害により結合できる分子数が1個なり、F/Pは1になる。 |
| FRET(Fluorescence Resonance Energy Transfer) | 蛍光共鳴エネルギー移動。分子内、または近接した位置にある二種類の蛍光色素に、短波長の蛍光色素に適した励起光を照射すると、短波長の蛍光色素からの蛍光のエネルギーが、長波長の蛍光色素の励起に使用され、長波長の蛍光がでる現象。蛍光波長と励起波長の重なりと、2分子の距離、配向性が重要。FRETを用いて、生細胞内のタンパク質の相互作用を解析することができる。 |
| FS(前方散乱光) | レーザーがサンプルに当たったときに直進方向に散乱する光。細胞の大きさを反映する。 |
| FSD (Fluorescence Surface Density) | 蛍光強度を細胞表面積で割ったパラメーター。細胞表面抗原密度パラメーターになる。細胞表面積μ2は、ハイレゾリューションフローサイトメーターの細胞容積μ3から球相当表面積として換算される。 |
| Gain Amp(ゲイン・アンプ) | 感度調整のための増幅器。リニアアンプとログアンプがある。 |
| GFP(green fluorescent protein) | 蛍光タンパク質 |
| Jet-in-air(ジェット・イン・エア) | レーザー光がフローセルを出たサンプル水流に直接照射される。水流からの反射光、散乱光の影響を受ける。他の方式と比して感度は劣る。高速セルソーティングに適すする。 (対)ソート・センス(クオーツ・フローセル・チップ)、センス イン クオーツ |
| LASER(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation、レーザー) | 光の方向、波長および強度が一定の光。 FCMの一般的な光源として用いられる。 |
| Laminar flow(ラミナー・フロー、層流) | 一定の速度と同一の方向性を持つ液流の流れ。 (対)乱流 |
| Laminar sheath flow principle | サンプル流とシース流が混合しないための流体原理。 |
| Laser blocking filter(BK、レーザーブロッキングフィルタ) | 特定波長のレーザー光を遮断するフィルタ。 |
| Latex(ラテックス) | 大きさの一定した工業粒子で、蛍光を持つものもある。機器の調整、貪食能などに利用される。Flow-Checkなど。 |
| Light scatter(散乱光) | レーザー光がサンプルに当たったときに生ずる散乱光。 厳密には回折散乱光を含む。 直進方向をFSといい、細胞の大きさを反映する。直角方向をSSといい、細胞内部構造を反映する。 |
| Linear scale(リニア・スケール、常数目盛り) | 表示における常数の目盛り。通常、変化量の少ないパラメーターに用いられる。(例)DNA細胞周期解析 (対)Log Scale |
| Linearity(リニアリティ) | 実際の蛍光量と常数または対数目盛りでのチャンネル数との相関。機器の調整に必要。蛍光量などの定量分析の際に重要。 |
| Log scale(ログ・スケール、対数目盛り) | 表示における対数の目盛り。通常、変化量の大きいパラメーターに用いられる。FCMの場合、1:1,000の間を通常は目盛りに使用。 4 decade Logと呼ぶ。直線性が低いことがあるので注意が必要。そのチェック用ビーズがある。 (対)Linear scale |
| Long pass filter(ロングパスフィルタ) | ある特定の波長以上の光だけを通過させるフィルタ。 (対)Short pass filter(ショートパスフィルタ) |
| PMT(Photo multiplier tube) | 光電子増倍管。光刺激を電気信号に変換し、かつ測定感度を増幅する。PMT にかける電圧(HV)を変えることで、光電子の増幅を変更する。近年は、赤色側の感度を改善したものが登場。 |
| Parameter(パラメーター) | 媒介(助)変数。FCMでは一般に検索対象とする指標を指す。基本的には散乱光、蛍光である。 |
| Photodiode(PD、フォトダイオード) | 光刺激を電気的な信号に変換する検出器の一つ。光量の強い直進方向の散乱光検出に用いられる。蛍光などは、PMTを用いる。 |
| SS(Side scatter、側方散乱光) | レーザーがサンプルに当たったときに直角方向に散乱する光。細胞の内部構造を反映する。 |
| Short pass filter(ショートパスフィルタ) | ある特定の波長以下の光だけを通過させる フィルタ。 (対)Long pass filter(ショートパス フィルタ) |
| Tandem Dye | 蛍光共鳴エネルギー移動(Fluorescence Resonance Energy Transfer)を用いた蛍光色素。2種類の蛍光色素を結合させたストークスシフトの大きい蛍光色素。 例:PE-Cy5やPE-Cy7。結合方法により効率が異なる。 |
| UV(Ultra-violet) | 397nm以下の波長域。紫外部励起性の蛍光物質(例:Hoechst,DAPIなど)の励起のために用いられる。 |
| W(ワット) | レーザーの出力単位。水冷レーザーは、数Wの出力がある。空冷レーザーは、5から100mW程度。検出系との兼ね合いが重要。出力が大きい方が良いという訳ではない。 |
| 用語 | 意味 |
| 異軸照射 | 層流中のサンプルに、複数のレーザー光などの光を照射する際の照射方法。1970年代に2カラー測定を行うために開発された。時間差を用いて、サンプルに同時照射しない方法。現在は、高度なマルチカラー測定に用いられる。 (対)同軸照射 |
| 遺伝子 | 生体のDNAの一部分で、一つのタンパク質の情報を持つDNAの部分。遺伝子が翻訳されてタンパク質が作られる。細胞分裂の際にはDNAが複製され、同じ遺伝子を持つ2つの細胞ができる。遺伝子は、次の世代にも受け継がれる。 |
| オプソニン化 | 抗体の結合した抗原(非自己)は、免疫担当細胞に攻撃されやすくなる。たとえば、「非自己」に抗体が結合すると、マクロファージは「非自己」を取り込みやすくなり、キラーT細胞は抗体の結合した「非自己」を攻撃する。 |
| 感度(Sensitivity) | 散乱光または蛍光の検出限界。検出器および検出系のS/N(シグナル/ノイズ)比が良いほど機器の感度が良い。 1細胞当りの蛍光分子数で表示。 |
| 蛍光色素 | 特定の細胞を検出するために用いられる蛍光物質。抗体などに結合して用いることもある。 DNA,RNA,タンパク,pH,膜の流動性,Ca++,GFPなど目的に応じて使い分ける。 |
| 蛍光補正(Compensation) | 2種類上の蛍光の測定(例:FITCとPE)に際し、それぞれの蛍光の波長が重なり合い検出器に漏れ込んだ場合、電気的または数学的に補正すること。 (同)Compensation(コンペンセイション) |
| ゲーティング(Gating) | サンプル全体の内、希望する細胞亜群を測定するため、ある指標(例:大きさ)について制限あるいは囲みを設定すること。多変量を解析するためのクラスター分析の手段。 |
| ゲノム | ゲノム(genome)とは、遺伝子(gene)と染色体(chromosome)との造語で、生物を構成する細胞に含まれる染色体の一組、またはその中のDNAに含まれる遺伝情報の全体を指す言葉である。各々の遺伝情報は、遺伝子と呼ばれる単位に書き込まれている。 |
| 光軸調整 | 水流(フロー)の中心に光(レーザー光)が照射されるように、レンズまたはミラー、フローセルを動かし、CV値の小さい位置を探す。レーザーからフローセルまでの距離が長いと、ずれやすくなる。 |
| 抗体 | 抗体とは、抗原と特異的に反応する免疫グロブリン(Immunoglobulin=Ig)の総称で、2本の重鎖と2本の軽鎖が組み合わさって、Y字型をしているタンパクである。抗体は、免疫反応の中心的な役割を担う最も基本的な糖タンパクで、主に中和作用、オプソン化、補体活性化の3つの働きがある。 |
| コールターカウンター(Coulter Counter) | コールター原理を用いた自動細胞測定装置。フローサイトメトリーのルーツといわれている。 |
| コールター原理 | 1947年にWallece Coulterが発明した、電気抵抗法による自動微粒子計測法。細胞容積を高精度で測定すことが可能。 |
| 細胞周期 | 細胞は、DNA複製によって遺伝情報を倍加させ、これを細胞分裂によって2つの娘細胞に分配することによって、一定の遺伝情報を維持しつつ増殖を続ける。このような、DNA複製と細胞分裂の繰り返しを細胞周期と呼ぶ。細胞周期は、DNAが複製されるS期(DNA合成期)、DNAが2倍量のG2期、DNAが2倍になり細胞分裂の行われるM期、M期と次のS期との間のG1期、さらに休止期のG0期に分けられる。 核DNA染色をしてFCMで測定するのが一般的。 |
| サンプリング周波数 | フルデジタル方式フローサイトメーターの場合、連続的に変化するアナログ信号をデジタル変換する際の時間分解能。FCMの重要回路であるADCの性能の目安のひとつ。 |
| サンプル流(Sample flow) | シースフロー系のうち、真ん中を流れる細く絞り込まれたサンプル浮遊液の流れ。 |
| 自家蛍光 | 蛍光染色を施していない細胞から発せられる蛍光のこと。細胞自身が持つ蛍光を発するタンパク質や、培養の際に取り込んだものからの蛍光が疑われるが、装置自身の迷光や電子回路のノイズの可能性もある。一般に長波長(赤色)で励起すると、細胞由来の自家蛍光は低減する。 |
| シース流(Sheath flow) | シースフロー系のうち、サンプル流を包む様に外側を流れる支持液の流れ。 |
| シャットダウン | FCMを終了する操作。洗浄をし、レーザーと本体電源をOFFにする。 |
| スキャッタグラム | 2パラメータヒストグラムのこと。狭義では前方散乱光と側方散乱光の2パラメータヒストグラムを指すことがある。散布図。(同)サイトグラム |
| 精度管理(Quality control) | サンプルの測定結果が正しく報告されること(正確度)、またはサンプルに変化がない限り繰り返し測定される結果に大きな変化がないこと(精密度)を保証する一連のプロセス。 |
| 染色体 | DNA(デオキシリボ核酸)が鎖状に二本対に連なって、さらに螺旋状態になり、さらに糸が巻きついたように凝縮され染色体と呼ばれる構造を作っている。細胞分裂期に塩基性染色剤で染めると、はっきりとした形が見えるようになるのでこのような名前が付けられた。 |
| ソーティング(Sorting) | FCMによるサンプル亜群の分取。電場を用いて偏向落下をさせる方式が主流。 |
| ソート・センス・フローセル(クオーツ・フローセル・チップ) | レーザー光がクオーツフローセル内のサンプル流に照射され、ソーティングも可能な高感度フローセル。セルソーターの場合、乱流の発生が問題になる。 (対)Jet-in-Air |
| ソフトウエア | 3つに大別される。機器システム全体をコントロールするソフトウエア、データ解析専用のソフトウエア、測定用のリアルタイム解析ソフトウエア。 |
| ダブレット(Doublet) | サンプル粒子が 2 つ凝集したもの。その他、 triplet ( 3 つ)以上もある。 |
| 中和作用 | 抗体が毒物に結合して毒性を失わせる、またウイルスに結合してその感染性を失わせる。 |
| ディレイ(Delay) | ソーティングに際し、サンプルとレーザー光の焦点と水柱が液滴になる最後の位置( Beak off point 、ブレークオフポイント)までの距離の間に何滴の液滴が含まれるかを計測した値。 液滴形成周波数を乗算して、時間に変換して用いる。 |
| テロメア | 染色体の末端に位置し、線状ゲノムDNAの末端部分にあたる。 細胞は増殖する際に必ずDNAの複製を行い、遺伝情報を二倍に増加してから、これを一つずつ娘細胞に受け渡す。このDNA複製の際、テロメアDNAの真の末端部分は完全には複製されないことが知られている。従って、正常細胞では、テロメアDNAは細胞分裂のたびに次第に短小化する。テロメアは細胞が発生以来おこなってきた細胞分裂回数を記録し、それがある回数に達したときに細胞増殖の停止により老化を引き起こす。 |
| トモグラム(Tomogram) | 3パラメータヒストグラムの1種。測定された3つの指標(パラメータ)をX、Y、Z軸にとり、3次元空間の1つの点として回転表示する方法。 |
| 内部標準法(internal standard method) | 実際の検体の中に標準物質を入れ、同時に染色などを行い、測定し、標準物質を基準に算定する測定法。 Flow-Set などが内部標準物質である。 |
| ネガティブ・コントロール | FCM では相対的な蛍光強度を測定するため、測定サンプルに対して対照となるアイソタイプコントロールを測定する。(類)アイソクロニック・コントロール( Isoclonic Control) >>抗体FAQへ |
| 廃液タンク | シース流およびサンプル流の廃棄を入れるタンク。バキュームラインにより廃液タンクに集められる。 (対)リンスタンク (類)リンスタンク |
| ピエゾ振動子 | ソーティングに際し、水流を液滴に変化させるためノズルに 高周波の振動をかける装置。 |
| 光ファイバー | ガラスなどで作られた光を伝える繊維状の伝送路。レーザーなどの光源からサンプルまでの誘導路として、従来のミラーやプリズムの代わりに用いられる。または、サンプルから生じた散乱光や蛍光を検出器まで誘導する際に用いられる。短波長ほど光の減衰が大きい。 |
| フローサイトメトリー(Flow Cytometry) | 細胞などを層流を用いて、高速で定量分析する方法。従来の顕微鏡に比べて、高精度で客観的なマルチカラー分析が行える。 |
| フローサイトメーター(Flow Cytometer) | フローサイトメトリーを用いた測定装置の総称。セルアナライザーとセルソーターを指す。狭義でセルアナライザーのみを指すことがある。Wallece Coulterの発明したCoulter Counterがルーツといわれる。 |
| フローセル | サンプル液およびシース液を包む水晶製、石英製またはセラミック製の角柱または円柱。ノズル径は50μm 〜 400μmまで。 |
| プロトコル ファイル | サンプルの測定または解析条件を含むファイル。通常、目的のプロトコルファイルを使用することで、機器設定が終了する。 |
| 分解能 (Resolution) | 2つの集団を分離測定する能力。精度管理用ビーズ(Flow-Check)を測定し、CV値が小さいほど分解能が高い。染色体やDNA分析の場合は、CV値を小さくする必要がある。 |
| 偏向板(Deflection plate) | ソーティングに際し、±に荷電した液滴を引き寄せるために±6000Vの電圧がかけられる 2枚の電極板。 |
| 補体活性化 | 抗原抗体結合物が血清中の補体と結合し、補体が活性化する。活性化された補体は、連鎖的な反応で活性化し、最後は細胞膜に孔をあけて細胞を破壊する。 |
| マルチカラー解析 | FCMを用い、同時に1個のサンプルに複数の蛍光色素で染色を行い、複数の情報を同時に分析することにより解析する方法。 (類)2カラー解析、3カラー解析、10カラー解析など |
| マルチレーザー | 複数のレーザーを搭載し、様々な励起光を用いることにより、6カラー以上の高度なマルチカラー測定や、UV励起が必要な蛍光色素を用いた測定を可能にする。 |
| リストモードデータ | 細胞1個ずつの各測定パラメーターの値を記録したデータ。ゲートエリアを変更する再解析が可能。 |
| リン酸化 | タンパク質はDNA情報に基づいて合成(翻訳)された後、さらに修飾されることでその活性や機能が調節される。現在までに最もよく知られているタンパク質の翻訳後修飾として、リン酸化(Phosphorylation)と脱リン酸化(Dephosphorylation)がある。 サイトカインや増殖因子のシグナル情報伝達(Signal Transduction)の多くが、リン酸化・脱リン酸化の連続によって行われる。サイトカインや増殖因子の受容体そのものがリン酸化酵素活性を持っている場合や、受容体の細胞質内の結合因子や下流の因子がリン酸化酵素である場合など、数多く報告されている。 |
| リンスタンク | 機器終了のシャットダウン時に、フロー系の塩析を防ぐためのラインの置換に使用する蒸留水 などを入れる耐圧タンク。(類)シースタンク、廃液タンク |
| 励起光 | 蛍光色素を励起するための光。各蛍光色素に応じた波長の光を照射する必要がある。 |
基本統計量
| 用語 | 意味 |
| 真度 | 測定値と真の値の一致の程度を表します。正確さのこと。 |
| 精度 | 繰り返し測定した際の測定値のばらつきの程度を表します。 |
| 精確さ | 真度と精度を合わせた測定値の程度を表します。 |
| 標本数 | データの数でnで表します。フローサイトメトリーは、標本数が多いのが特徴です。 |
| 合計 | データの合計でTで表します。 |
| 平均値 (Mean) | データの平均です。合計を標本数で割り求めます。平均値は異常データの影響を受けやすい。 |
| 中央値 (Median) | データを順番に並べた時の中央に位置する値です。データ数が偶数の場合は、中央の二つの平均をとります。平均値より異常データの影響を受けず、その集団の特色を正確に表します。 |
| 最頻値 (Mode) | データの中でもっとも多く存在する値です。フローサイトメトリーの場合、ピーク値になります。平均値より異常データの影響を受けない。 |
| 最大値 | データの最大の値でMaxと表します。 |
| 最小値 | データの最小の値でMinと表します。 |
| 範囲 (Range) | 範囲は、最大値と最小値の差で、レンジともいい、Rで表します。 |
| 分散 | 分散は、データのばらつき具合を示す値で、値が大きいほどばらつきは大きいことを意味します。Vで表します。偏差平方和を、標本数で割った値です。標本調査の場合は、(n−1)で割ります。 |
| 標準偏差 | 分散の平方根です。uで表します。 |
| 変動係数 | 標準偏差を平均値で割った値CVです。標準偏差では、バラツキが大きいのか小さいのかわかりません。そこで、平均値で割り、正規化します。フローサイトメトリーでは、装置の分解能を表す数値としてよく用いられます。 |
| 尖度 (せんど) | 集団の分布のどんがりの具合を示す値です。Hで表す。Hが0より大きい場合は、正規分布より尖がっている。Hが0の場合は、正規分布で、Hがマイナスの場合は、正規分布より偏平。 |
| 歪度 (わいど) | 集団の分布の左右対称性を示す値です。Gで表す。Gが0より大きい場合は、分布が右に歪んでいる。Gが0の場合は、左右対称で、Gがマイナスの場合は、左に歪んでいる。 |