HOME → サイトメトリー → FCMの歴史

FCMの歴史

1949年

コールター原理

Coulter原理のメモWallace Coulterが世界で初めて細胞計測の自動化を可能にするコールター原理(細孔電気抵抗検出法)を発表。

1953年

コールターカウンター

コールター カウンターモデル
コールターカウンターA型

フローサイトメーターのルーツは、1953年のWallace Coulterの開発によるコールターカウンター A型の登場が挙げられる。1947年シカゴの自宅の裏の地下室で発明したCoulter原理は、細胞1個ずつの大きさを正確に測定することができる。
この技術は現在でも大活躍し、世界中のほぼすべての自動血球測定装置で使用されている。細胞を1個ずつ正確に測定するコールターカウンターは、ソーティング機能の開発や蛍光パラメーターの取得については、長い年月を要した。

1960年代 放射能

1960年代に、米国ではNIH、NCIを通じて、ロスアラモス国立研究所、後にローレンスリバモア国立研究所も含まれるが、放射能の人体への影響、特に細胞のDNA含量と、総タンパク量を測定する装置の研究開発が始まった。さらに、FCMの応用分野は、アクリジンオレンジを用いた白血球五分類装置に広がる。

1965年 Fulwylerの原理
1970年代のFulwylerのソーター
セルソーターのルーツ

1965年、ロスアラモス研究所のMack Fulwylerが、インクジェットプリンターからヒントを得た液滴荷電方式の細胞分取法 Fulwylerの原理を発表した。コールターカウンターC型を改造したこの装置は、ノズルを超音波で振動させ、あらかじめ落下する液滴に電荷をかけ、電場を通過させ、荷電した水滴を偏向させるものであった。これにより、コールターカウンターはソーティングができるようになる。世界で初めて分取した細胞は、ヒト赤血球であった。

  注記

IBMのWatson研究所のLouis Kamentskyが開発したRapid Cell Spectrophotometer RCSは、透過型顕微鏡を改良した細胞のDNA含量を吸光度で測定する吸光光度計であった。光源は、アークランプで、溝を利用し、ラミナーシースフローは、まだ利用されておらず、精度(CV値)にかなり問題があった。

この装置は、1969年末に水銀アークランプを使用して蛍光測定ができるようになり、免疫蛍光に興味のあったStanford大学のLeonard Herzenbergが借用した。これが、HerzenbergのFACSへの第一歩である。

また、この装置は1970年代の前半に登場するテクニコン白血球分類装置Hemalog Dに影響を与え、FACS同様にオーソCytofluorografのルーツにもなった。

1960年代から、ヨーロッパでも、FCMの研究はなされていたが、主に顕微鏡を改造したRCSタイプの開発研究であった。

1969年 直交型光学系とレーザー搭載

1969年、ロスアラモス研究所のVan Dillaらのグループが、Coulterと共に、ラミナーシースフローを利用し、さらに、初めてレーザー光源を搭載し、ユニークな直交型光学系を採用した画期的なフローサイトメーターを開発した。世界で初めてDNA細胞周期ヒストグラムの取得に成功した。
この装置は、コールター原理、散乱光、DNA核染色蛍光が取得でき、免疫蛍光も取得できた。遂にコールターカウンターは、高精度で、蛍光も、散乱光も取得できる装置になったのである。FCMの実用化第1号機である。

製品化に向けて

1969年、コールター社(現ベックマン・コールター社)は、ロスアラモスにFulwylerら精鋭を迎えてパーティクルテクノロジー研究所を設立し、Fulwylerの原理を利用したレーザー搭載型セルソーターの製品化の開発に着手した。

1972年

FASEBにて発表

EPICS V セルソーター(1983年)
EPICS V セルソーター(1983年)

1972年のFASEBにて、初めてコールター社はEPICSセルソーターのプロトタイプSDS-1を、世界に先駆けて発表展示した。

その後も改良が重ねられ、1974年にEPICSUセルソーターが製造された。

1974年、初めてFACSがFASEBに登場する

※ FACSは、ベクトン・ディッキンソン社の商標です。
※ Cytofluorografは、オーソダイアグノスティックス社の商標です。

top
サイトマップ サイト内検索 お問い合わせ
HOME サイトメトリー 細胞解析装置システム 試薬・抗体・サポート製品 CD分類チャート サポート&サービス アプリケーション 総合案内 BECKMAN COULTER