■ phospho-PKB/AKT(Ser473)

Akt(PKBあるいはRac)は生存とアポトーシスのバランス調整に重要な役割を演じている。このプロテインキナーゼはインスリンや様々な成長・生存因子で活性化し、PI3キナーゼに関連したwortmannin感受性経路で機能します。リン脂質結合やPDK1によるThr308における活性化ループのリン酸化、またカルボキシ末端におけるSer473のリン酸化によりAktが活性化されます。AktはBad,フォークヘッド転写因子群,c-Raf ,caspase-9を含む様々なターゲットのリン酸化や不活性化を通じてアポトーシスを抑制することにより、細胞生存を促進しています。PTENフォスファターゼはPI3 kinase/Aktシグナル経路における主要な負の調整因子です。LY294002はPI3キナーゼの特異的抑制剤です。Aktの機能の一つはGSK3αとβのリン酸化や不活性化によるグリコーゲン合成の調整です。グルコース輸送におけるインスリン刺激でも役割を担っていると考えられます。AktはGSK-βリン酸化の阻害やcyclin D1の分解、またcyclin依存性キナーゼインヒビターであるp27 KIPやp21 WAF1の負の調整により細胞周期調節にも関与しています。Aktはラパマイシンの哺乳類標的であるmTORを直接リン酸化することで細胞増殖における重要な役割を演じていますが、さらに重要な働きはmTORインヒビターであるtuberin(TSC2)のリン酸化や不活性化です。mTORの阻害はエフェクターであるp70 S6キナーゼの不活性化や輸送インヒビターであり真核生物イニシエーション因子でもある4E binding protein 1(4E-EP1)の活性化を引き起こし、その結果として蛋白合成機構を停止させます。

  容量 形状 製品ライン 製品番号 価格
Alexa Fluor* 488 0.5mL 液状 Cell Lab A24074 \75,000
Alexa Fluor* 647 0.5mL 液状 Cell Lab A24075 \78,000

Phospho-Akt(Ser473)ウサギモノクローナル抗体(193H12)は473番のセリンがリン酸化されたAktの内在性レベルを検出します。この抗体はヒト、マウス、ラット細胞と反応します。

未処理(1)及びLY294002とwortmannin処理(2)したJurkat細胞のフローサイトメトリー分析例

未処理(1)及びLY294002とwortmannin処理(2)したJurkat細胞のフローサイトメトリー分析例
Alexa Fluor488標識抗Phospho Akt(Ser473)ウサギモノクローナル抗体(193H12)を使用
Cell Signal Technology社よりデータ提供

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