■ Phospho-H3 Histone(Ser10)

クロマチン構造の変化は、真核細胞における転写調節に重要な役割を担っています。コアとなる4種類のヒストンタンパク(H2A、H2B、H3、H4)で構成されるヌクレオソームが主となって、クロマチン塊を形成しています。ヒストンのコアタンパクのアミノ基末端は、アセチル化、リン酸化、メチル化、ユビキチン化など様々な翻訳後修飾を受けます。これらの修飾は、様々な刺激に対する反応として起こり、クロマチンへの転写因子のアクセス、ひいては遺伝子の発現に直接的に影響します。ほとんどの動物種では、ヒストンH2Bは、主として5番、12番、15番、20番のリジンがアセチル化されます。ヒストンH3は、主として9番、14番、18番、23番のリジンがアセチル化されます。一部の生物では、9番のリジンのアセチル化がヒストンの沈着とクロマチン集合において主要な役割を担っています。ヒストンH3の10番のセリンのリン酸化は、有糸分裂や減数分裂でみられるクロマチンの凝縮と密接に関連しています。

  容量 形状 製品ライン 製品番号 価格
Alexa Fluor* 488 50テスト 液状 Cell Lab SC A88951 \56,000
Alexa Fluor* 647 50テスト 液状 Cell Lab SC A88952 \56,000

抗Phospho-Histone H3(Ser10)ポリクローナル抗体は、10番のセリンがリン酸化されたヒストンH3を内在性レベルで検出します。この抗体は、他のリン酸化ヒストンやアセチル化ヒストンには交差反応しません。ヒトとマウスで交差反応します。

未処理(左図)及びパクリタキセル処理(右図)したTHP-1細胞のフローサイトメトリー分析例

未処理(左図)及びパクリタキセル処理(右図)したTHP-1細胞のフローサイトメトリー分析例
Alexa Fluor 647標識Phospho-Histone H3(Ser10)抗体を使用
挿入したヒストグラム(青色)は、Propidium Iodide(DNA)の単染色で、パクリタキセル処理検体では分裂期の細胞が増加していることを示している
Cell Signaling Technology社よりデータ提供

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