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CD85k

【ILT3】


CD85k抗原(ILT3)は、ヒト第19染色体に存在する Immunogloburin-like transcript(ILT)、もしくはLeucocyte Ig-like receptor(LIR)、Monocyte/Macrophage Ig-like receptor(MIR)遺伝子ファミリーの細胞表面分子です。Killer cell Ig-like receptors(KIR)と対照的に、 ILT/LIR/MIRファミリー分子は、NK細胞やT細胞サブセット、B細胞などリンパ系細胞にも発現するILT2(CD85j)を除き、単球、マクロファージ、樹状細胞、顆粒球に発現しています。ILTファミリー分子は、ILT6を除き全て膜貫通タンパクで、細胞外領域に2個ないし4個のIg様ドメインがあります。ILT3(LIR-5,HM18)は、細胞外領域に2個のIg様ドメインと細胞内領域に3個のImmunoreceptor tyrosine-based inhibitory Motif(ITIM)を持つ、分子量60kDaの膜貫通タンパクです。CD85k分子は、構成的にリン酸化されています。この分子は、単球、マクロファージ、樹状細胞(DC)に発現しています。ILT3のリガンドは不明ですが、一時的もしくは永続的な細胞の不活性化を介して免疫系の恒常性や免疫寛容を調節する抑制メカニズムに関与していると考えられます。
 

アプリケーション クローン(アイソタイプ) 標識 容量 形状 製品タイプ 用途 製品番号 価格  
C,I ZM3.8
(IgG1 マウス)
PC5 100テスト 液状 IOTest FCM IM3579 \69,000 データシート MSDS
PC7 100テスト 液状 IOTest FCM A46529 \85,000 データシート


  ZM3.8抗体は、ILT3遺伝子を導入したT細胞から分子量55kDaのタンパク、単球から60kDaのタンパクをそれぞれ免疫沈降します。ILT3は、末梢血の単核細胞に認められます。この抗体は、CD14+の単球、樹状細胞、CD83+かつCD14-HLA-DR+細胞(末梢血DC前駆細胞)のみに陽性となります。CD3+T細胞、CD16+NK細胞、CD20+B細胞、好中球、単球を濃縮した分画はILT3陰性です。GM-CSFとIL-4の添加培養で単球から分化誘導したDCやM-CSFの添加培養で単球から分化したマクロファージも陽性となります。骨髄単球系の細胞株では、THP1は陽性、U937、Monomac6、HL-60は陰性です。EBV-B細胞株では、C1Rのみ陽性となります。精製した新鮮B細胞、休止期もしくはIL-2、IL-4、IL-10の存在下でCD40Lで活性化させたB細胞はCD85k陰性です。

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